2019-01-01から1年間の記事一覧

第三世代のミラーワールド

ミラーワールドで世界の残りすべてがデジタル化される 第一世代のwebでテキストがハイパーリンクされ、世界中の情報が繋がった。第二世代のソーシャルメディアで個人がメディアになり、ソーシャルグラフにより人が繋がった。そして第三世代のプラットフォー…

知らないことを知るということ

小学生の頃、シャーロック・ホームズに憧れていた。ホームズは、相手が答えを話さなくても、身なりや仕草や一見無関係な会話から出身や職業や真相を看破する。観察して質問して発見してそれらを練って、「知る」のだ。 子供の頃から「知る」ということに強い…

組織設計にもコンフォートゾーンとラーニングゾーンが両方必要だと思う話

今年冒頭にコンフォートゾーンと心理的安全性の話を書いたが、組織という器でも同じだよなあと思っている。 ちょっとサービスが当たって主力事業ができたとか拡大期になって採用ブランディングが重要になったとかで従業員満足度の最大化に走った姿はけっこう…

私的web3観

web2.0の振り返り web2.0は革命だった、で良いと思っている派である。けっきょく何が実態なの?という人もたまにいるけど、誰もが表現できるようになったことはホームページでもできるようになっていたので、ユーザージェネレイティッドコンテンツがマネタイ…

自律分散が有用になるのはオートスケールのアトムとして動く時である

「分散」が必ずしも絶対正義でないことは明らかである。有用になるケースは、アトムレベルで分散協調できるようにすることでオートスケールが可能になる場合である。無用になるケースは、リソース拡散する建前として用いられる場合である。 言い換えると、後…

[翻訳] Magicverseは倫理的な基盤を持つ ~Magic Leap CEO Rony Abovitzのインタビュー ~

この記事は、VentureBeatの記事「Magic Leap CEO Rony Abovitz interview — The Magicverse will have an ethical foundation」を翻訳したものです。記者のDEAN TAKAHASHI氏より翻訳の了解いただき、私の責任で翻訳させていただきました。ありがとうございま…

デジタル資産の著作権

『デジタルオブジェクトはコピーされたがっている』 去年は、漫画村が話題になっていたが、デジタル資産の著作権や所有権は、たぶんインターネットと同年齢と言っていいくらいに昔から議論されてきたし、贋作を排除するために検索エンジンやDRM(degital righ…

空間インターフェースのブラウザを考える

edge撤退とこれからの姿 空間インターフェースの中で、これまでのブラウザ技術を基盤として、デスクトップアプリのように種々のアプリケーションを実行する姿を想像しています なぜブラウザを引き継ぐのか? 1. 既存のインターネット資産が膨大にある 2. 新…

コンフォートゾーンから外れることと心理的安全性を高めることは融合する

去年の流行語大賞は『コンフォートゾーン』だった もちろん、個人的な話で、世代的に通じる人ならみうらじゅんのマイブームってやつだが、そうだった。言葉自体は前から知っていたが、急速に意識するようになったのは去年だった。 コンフォートゾーンとは「…