Hololensの開発者版が日本でも発売されて、あちこちでHololensの記事を目にするようになった。
相変わらずVRの延長として語る向きが多いが、HololensをVRの延長でMRだとか位置付けるのは矮小化した話である。*1 なぜなら、Hololensがカバーしている利用用途の領域は、VRだけでなくPCやスマホで行われていることも含まれているからだ。
Hololensがおぼろげに示しているのは、次世代「インターフェース」の姿だ。
次世代インターフェースの姿とは、ジェスチャーや視線や音声が入力インターフェースとなり、コンピューターからの出力が現実世界に溶け込んだ姿である。
*1:Microsoft自身がMRという言葉でマーケティングしているが、”モノ”にフォーカスしたメーカー視点が強く、”しくじっているマーケティング”だと思う。”モノ”にフォーカスすると確かにVRと連続する技術になる。開発環境も同じものが使える。しかし、消費者向けには”コト”から考えVRを想起しない別概念を打ち出したらいいと思う。ビルゲイツのDNAとも呼びたくなる一般ユーザー視点の欠如だ